タイプ4は個性的?
タイプ4が個性やアイデンティティを求めるとされることについて、本当にそうかなーとなったので、考えてみました。
論旨としてはそれを別の視点から見てみようって感じ、いろんなサイトの焼き直しの与太話です。
てっとりばやく教えてよ
結論から言うと、そういった傾向があるタイプ4にとっての個性やアイデンティティは「手段」です。それそのものではなくて、それを用いた結果が大切なわけです。
じゃあその手段を使って、どんな結果をもたらしたいのか?
ここでそれを言ってしまったら話が終わるので、とりあえずタイプ4の根源的ナントカを見てみましょう。
根源的恐れ | アイデンティティの喪失 |
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根源的欲求 | 自分自身であること |
意味わかんないよね。俺もね、わかんない……
なぜアイデンティティの喪失を恐れるのか? なぜ自分自身であらねばならないのか?
ていうのをいろいろ考えてみたんですけど、たぶんタイプ4って、自己認識がそもそも希薄なんだと思います。
つまりなんなの?
これがどういうことかというと、タイプ4の主観世界には「自分」が存在しないんです。自分の存在をはっきりとは認識できないわけですね。主体意識が曖昧なので、そのままの状態では「自分の存在を確信」できない。
フワフワした自分の存在を確信するにはどうすればいいのか?
ここで「個性」と「アイデンティティ」の登場です。
「自分」という透明人間を「個性」や「アイデンティティ」で装飾することによって、初めてそこに自らの姿を見つけることができる。
そして、属性や独自性によって自分の存在を確認し、それを人に主張することで「他人が自分の存在を認識している」という状況を作り出す。
そうやってようやく明確な自己認識が生まれるんですね。自らのなかでは曖昧な自分の存在を、他人のなかに見出すことで、それを確信できるわけです。
なんかややこしくないですか? 大丈夫ですか?
一言でまとめると、タイプ4は「存在を確信できる理由」を探してるんです。「存在したい」みたいな。
つまりタイプ4の本質は「個性」でなく「存在」なわけです。
「個性」と「アイデンティティ」とを定義することによって「自分の存在」を定義してるんですね。あ、上で言ってたもたらしたい結果っていうのはこういうのです。
だいたいそんな感じです。
だいたいそんな感じ
ここで言う「個性・アイデンティティ」は、あくまでも目的を達成するための手段なので、タイプ4の方向性が必ずしもそれに向かうとは限らないと思います。
生存戦略はいろいろ。ジャングルで色鮮やかな個性を身にまとったらモテますが、サバンナでそれをやったら死にます。
でも、個ティをことさらに求めるタイプ4の思考回路はたぶんあんな感じ。
「タイプ4は自分になにかが欠けていると感じる、そしてそれは、無形のものであったり、親の愛であったりする」
みたいなうさんくさい言説がありますが、ここまでのあれを踏まえると、むしろ「自分の存在」なのかもしれません。欠けてるとしたら。
なんかそういう感じです。
なんかそういう感じ
憶測と推測と類推で成り立っているので、タイプ4が本当にそう感じているのか、正しいあれなのかはわかんない。点と点を繋げて考えたらそうなのかなって感じの机上のそれです。
とりあえずタイプ4の説明いろいろ見たらこんな感じだったので、まとめるとこんな感じなんだと思います。
タイプ4を褒めるときは「個性的だねー」ではなく「存在してるねー」と言ってあげましょう。